内臓が温まり代謝がアップ 体質改善が期待できる白湯の飲み方とは
白湯(さゆ)というと、赤ちゃんや身体の弱っている人が飲むものというイメージがあるのではないだろうか。
約5000年もの歴史があるといわれ、インドの伝統医学アーユルヴェーダにおいても、白湯は内臓の機能や血液循環を高めるものとして考えられている。
何の変哲もない、ぬるいお湯=白湯だが、これを飲むことで内臓が温まり代謝がアップ、血液循環を良くする、老廃物が排出されやすくなるデトックス効果、冷え性改善、便秘解消、むくみ解消、ダイエットなど様々な嬉しい効果が期待できると言われている。
効果的な飲み方とは
まず50度前後の白湯を用意しましょう。
やかんで軽く沸かす程度でも良し、電子レンジで加熱してもかまいません。
ポットで保温したものでも大丈夫。
使用する水は、水道水でもミネラルウォーターでも可。
浄水器の付いていない水道水の場合は、5分ほど沸騰させ、冷ますのが望ましい。
なぜなら、カルキ臭が抜けて飲みやすくなる。
飲むタイミングは以下の通り。
特に起床時に白湯を飲むと、効果を実感する人が多いようです。
起床時
朝起きてすぐに1杯、100~150ccほどの量をゆっくりと飲む。
睡眠中に失った水分の補給と、身体を内側から温め代謝を上げる効果、腸を刺激して蠕動運動(ぜんどううんどう)を促し便通を良くする効果もある。
食事中
食事中の飲み物として白湯を飲む。
量は100~150cc程度。食べた物の消化吸収を助ける作用がある。
就寝前
眠る前にも白湯を。
量はやはり100~150cc程度。
副交感神経が優位になりリラックスできるので、質の良い眠りが得られる。
飲み方の注意点
1日に飲む量の合計は、800ccまでが良いとされているそうです。
なぜなら、飲むほどに効果が得られる訳ではないうえ、食事前や食事中に飲み過ぎると、胃液が薄まり消化機能が落ちてしまうそうです。
白湯を飲み慣れていない人にとっては、初めのうちは飲みにくいと感じるでしょう。
すぐに飲み慣れてくると思います。
白湯のパワーを感じ始めるのは、飲み始めて一週間ほど続けた頃という声がよく聞かれるので、まずは、継続してみてはいかがでしょうか。
高血圧の場合のお風呂の入り方~血圧を急上昇させない
血圧が高い人が入浴時に倒れたり、突然死したりしてしまうというケースを、耳にしたことがあるのではないでしょうか。 入浴時は、体温の変化が激しい分、血圧にも大きく影響してきます。 そのため、高血圧の人は、入浴の仕方に注意が必要です。
入浴時は、体温の変化とともに、血圧も激しく変化しています。 入浴する前は、暖かい部屋から、寒い脱衣所で裸になるため、血管が収縮し、血圧が上昇してきます。 そして、42℃以上の熱いお湯につかると、さらに血管が収縮し、血圧が急激に上がっていきます。 血圧が急上昇すると、脳出血などのリスクが高まります。 そのまましばらくお湯につかっていると、血管が拡張してくるため、今度は血圧が下がってきます。 血圧が下がってくると、脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高まります。 その後、(一時的に身体を洗うためなどで)浴槽から出て、次第に体温が下がってくると、再び血管が収縮し、血圧は上昇してきます。 このように、入浴時は、血圧が激しく変動するため、血管に負担がかかります。 特に、高血圧の方は、普通の人よりも血圧上昇の割合が高いため、血管へ負担が大きくかかります。 動脈硬化がある場合は、この負担に耐え切れず、血管が破れてしまう危険性もあります。 また、心臓病の人も、入浴時は、通常以上に心臓への負担がかかるため、注意が必要です。 入浴中は水圧がかかり、心臓へ戻る血液量が増し、通常よりも心臓へ負荷がかかります。 そのため、入浴の仕方には、気をつけなければなりません。
心臓に、負担をかけないお風呂の入り方
入浴前~入浴するまで
注意する点は、お湯の温度です。 お湯の温度が高すぎると、その分、体温も急上昇するため、血圧も急激に上がってしまいます。 血圧の急上昇を防ぐためにも、お湯の温度は40度以下を目安に設定しましょう。 また、脱衣所など、入浴前にいる部屋の温度が寒いと、入浴時に温度差が大きくなります。 脱衣所も温めておくと、より血圧の急激な変化が起こりにくくなります。 冬場は、気温の差が大きくなるので、部屋を暖めるようにしましょう。 入浴するときは、すぐに熱いお湯につからずに、かけ湯をして、少しずつ体温を上げてから、ゆっくりとお湯に入ると、急激な体温上昇を防げます。
入浴中
入浴中に注意する点は、姿勢です。 肩までつかると、心臓に負担がかかるため、半身浴にした方が、負担を軽減できます。 ぬるめのお湯に、ゆっくりとつかって、体温を徐々に上げるようにしましょう。 長湯のしすぎも危険なので、10分程度を目安に、つかるようにしましょう。
お湯から出るとき
お湯から外に出るときも、副交感神経が優位となった状態で、立ち上がると、本来必要となる血圧の調整が間に合いません。 起立性低血圧が起こり、立ちくらみなどが起こる場合があります。
副交感神経が優位になる状態:リラックスした状態のこと。逆に、緊張した状態で血圧が上がるなどを「交感神経が優位になる」と言う 浴槽・手すりなどを使って、ゆっくりと立ち上がるだけでも、血圧の急激な変化を防げるため、意識してみましょう。 また、入浴時は、汗と一緒に水分が減っていき、血液がドロドロになります。 入浴の前後には水分の補給も忘れないようにしましょう。 場合によっては、入浴中も水分の補給が必要になります。
入浴時は、体温の変化が激しい分、血圧の変化も急激に起こります。 冬場は、寒いところから温かいお湯に入るので、体温の変化が起こり、急激に血圧が上がってしまうことがあります。 高血圧の人は、特に注意しなければ、血管や心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの発作につながることもあります。 注意が必要です。 入り方を工夫するだけで、血圧の変化を抑えられるので、ポイントを抑えて入浴しましょう。
2時間のウォーキングに匹敵する代謝アップ入浴法
太りにくく疲れにくい身体づくりに効果的の続きは、オススメのカロリー消費につながる入浴法を紹介します。
実践してくださってる皆様、ありがとうございます。
ダイエットはなかなか効果が出にくく忍耐力が必須です。
代謝を上げれば痩せます。しかし、もっともっと代謝アップ効果が知りたいと思っているそこの欲張りさん。年を重ねるごとに代謝は落ちてきて怠けた体型になっちゃいますよね。さっ一緒に頑張りましょう。
エクササイズや走ったりするのがダイエットにいいのはわかっているが、辛いからすぐ怠ける。続かないのでは意味がないですよね。体質を改善できる食事に加えて、少しでも外的な刺激で代謝アップをサポートできる方法はないだろうか。
毎日入る風呂で体温の上がりやすい身体を作るのはどうでしょうか。
『3分入浴×1分休憩 5~6セット』という入り方があります。『高温反復入浴法』と呼ぶ人もいますね。シャワーではなく湯船につかることが必須なので、冬時期は特に挑戦しやすいのではないでしょうか。
湯温は40~43度。できる限り肩までつかりましょう。温熱作用として皮膚や筋肉の血液循環を盛んにし、心機能を亢進させて、全身の代謝を高めるためです。
この湯温以上は高くしないでください。
10分近く連続で高温度の湯につかると疲れますが、こんな感じで分けると負担を感じづらく、続けやすいと思います。血流がよくなり、汗もかきやすくなります。
この入浴法で2時間のウォーキングに相当します。
凄く汗をかき、のぼせやすくなる為、入浴中はできればこまめに水を飲みましょう。
入浴中にマッサージしたり、女性の方は、汗をしっかりかいた後にクレンジングジェルを使用すると汚れがきれいに落ちるかもしれません。むくみ解消にも効果的ですよ。
注意ですが高齢者や高血圧や心臓病の方にはオススメしません。
入浴時は、体温の変化が激しい分、血圧の変化も急激に起こるからです。
太りにくく疲れにくい身体づくりに効果的
腹筋を割るのはさすがに少しハードルが高いが、太りにくい体質になれる簡単な筋トレだったら取り入れてみたいと思わないだろうか。
上半身と下半身に分けた場合、人間の身体で最も大きいのは太ももの筋肉です。そして、お尻の筋肉も大きいです。
なので、オススメなのが【スクワット】です。
実は、皆さんがよく知っているスクワットは、太りにくく疲れに強い身体づくりに効果的なのです。
場所も道具も一切不要でやり方も簡単なスクワットなら、すぐに始めることができます。
スクワットはひざを曲げてしゃがむような動作を繰り返す運動で、主に下半身の筋肉を鍛えることが可能です。
だが、ただ筋肉を付けたり維持したりするだけでなく、様々な健康効果も期待できます。
筋肉は使わないと衰えていき、20代をピークに1年で約1%ずつ減少していくと言われています。
下半身には大きな筋肉が集まっていて、それが衰えると残りの少ない筋肉で自重を支えなければならないため、疲れやすくなってしまうのです。
また、筋肉は糖質や脂肪などのエネルギーを消費して働く器官です。
そのため下半身など、大きな筋肉が減少するとエネルギー消費量もそれに伴い減ってしまい、太りやすくやせにくい体質になってしまうのです。
人間が生きているだけで自動的に使われるエネルギーのことを「基礎代謝」と言います。基礎代謝の約40%は筋肉が消費するとされているので、筋肉量が多いほどより多くのエネルギーが代謝されるようになります。
効率的に筋肉を増やすには、小さな筋肉よりも大きな筋肉を鍛えることが有効ですよ。
ちなみに、あまり知られていませんが、皆さん上半身で一番大きい筋肉がどこか知っていますか?
はい
大胸筋や広背筋を想像してる方が多いと思いますが、実は三角筋肩の筋肉なんです。
この記事に興味をもった方は、上半身も一緒に鍛え、より太りにくい身体づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
守備範囲が広い中国選手。
葛根湯は肩こり・頭痛にも効果的
葛根湯の守備範囲は広く、肩こり、歯痛、偏頭痛、鼻炎、中耳炎、など多くの適応症があります。「胸から上の症状であればなんでも効く」という人もいるほどです。
西洋医学では対応する「症状」にあわせて薬を出しますが、東洋医学ではその人の「状態」にあわせて漢方薬を用います。
古来から伝わる中国の漢方の教科書『傷寒論』には
1.中等度以上の体力で
2.頭痛、悪寒、発汗があり
3.汗の出る気配がなく
4.首の後ろがこっている
これに当てはまる方に、葛根湯の効果があると書かれています。つまり、典型的には成人の風邪のひきはじめですが、それ以外にもいろいろと効く場合があるということです。空腹時にお湯で飲むこと。特に、肩こりのときに寝る前にお湯で飲んで寝る、頭痛のときに熱いお湯でゆっくり飲むのはオススメです。
葛根湯が向かない人もいる
健常の大人の場合、ほとんどの人に葛根湯は問題ありませんし、他の薬との相互作用や飲んではいけない病気などもありません。
しかし、なかには合わない方もいて、服用するとだらだら汗をかいて疲れてしまう、ムカムカしてしまうという方にはオススメできません。
これは葛根湯に含まれる四番・ホームランバッターの麻黄(マオウ)選手という生薬が、強く効きすぎてしまうためです。